メンテナンスに必要なアイテム
高級時計を良い状態のまま使い続けるためには、毎日のメンテナンスが必須です。しかし、メンテナンスを行う場合には専用のアイテムを用意する必要があります。高級時計のメンテナンスに向かないアイテムを使ってしまうと、トラブルが発生する可能性も考えられます。高級時計のケースや風防を手入れしたい場合には、セーム革を用意しましょう。セーム革がない場合は、マイクロファイバークロスやメガネ拭きで代用できます。マイクロファイバークロスやメガネ拭きがない場合は、タオルでも良いのではないかと考える人もいるかもしれません。しかし、タオルでの手入れではほこりや傷が付着する可能性があります。ほこりや傷の付着を避けるためにも、セーム革やマイクロファイバークロス、メガネ拭きなどを用意しましょう。風防の傷をなくすためには、毛先の柔らかい歯ブラシと歯磨き粉を用意するのがおすすめです。歯ブラシと歯磨き粉を使えば綺麗に傷をなくすことが可能でしょう。歯磨き粉を使いたくない場合は研磨剤を用意するのも効果的だと言えます。高級時計の細かいところに入り込んだ汚れを取り除くために、爪楊枝を用意しておくのもおすすめです。爪楊枝があれば、細部の汚れまで除去できます。金属製のベルトを洗い流すために、中性洗剤も持っておくと良いでしょう。中性洗剤があれば、金属製のベルトのコマとコマに入り込んだ汚れを洗い流せます。
定期的なオーバーホールも重要
オーバーホールとは、時計を一度分解した上で内部のメンテナンスを行い、再び組み立てる作業を行うことを指します。このオーバーホールを行うことで経年劣化が起きている部品を交換できるだけでなく、内部に入り込んだ汚れを取り除くこともできます。オーバーホールは部品に油をさす作業も行うため、部品のサビや摩耗を防げるというメリットがあります。これらの作業は素人ではできないので、メーカーや時計専門店に仕事を依頼する必要があるでしょう。オーバーホールは3年から5年の周期で行うのが良いと言えます。定期的にオーバーホールを行えば、高級時計を長く使い続けることができるようになるでしょう。
長持ちするには保管場所も大事
メンテナンスが終わった時計を長持ちさせるためには保管場所も重要になります。例えば革製のベルトを湿度の高い場所に置くのは危険です。革製のベルトの場合は湿度の低い場所に置いておくのが良いでしょう。湿度の低い場所に保管する前に、デリケートクリームでベルトを保護しておくのも重要なポイントの1つです。
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