屋上緑化するためのポイント

近年では、ビルの屋上に植物を植える屋上緑化が広まっています。屋上緑化することによって景観が良くなるだけではなく、様々なメリットを得ることができます。植物を植えることによってヒートアイランド現象の緩和効果や、夏の温度上昇の軽減や冬の保温効果によって省エネ効果、植物が建物を覆うことで酸性雨や紫外線から建物を保護する効果や、雨水流出の遅延や緩和を行って都市型水害の防止に役立てられます。他にも、植物によって空気を浄化したり、防火防炎効果や二酸化炭素の削減などのメリットも得られます。

そんなメリットの多い屋上緑化をするときのポイントは、地上に植える植物と同じように気象条件や環境条件に適した植物を選んでいき、積載重量や植物に必要な土の厚さ、成長度、搬入時のことを考えることが重要です。暴風対策や軽量土壌などを使うことによってほとんどの植物は植えることができますが、大きく育つ植物は適さないため避けることが無難です。また、背の高い草木なども倒れてしまうリスクが高いため向いていないと考えられます。他にも、暑さや寒さに弱いのも屋上に植えるのには向いていない植物となります。そのため背が低く、暑さ寒さに強い管理の手間のかからない種類などがおすすめです。

おすすめの植物について

おすすめの植物の種類は様々なものがあります。中でもおすすめの一つが「セダム類」です。セダム類は世界中どこにでも存在する種類で400種類以上もあり、日本ではマンネングサやベンケイソウなどがセダム類として分類されています。乾燥に強いことも特徴で、海岸や崖などの厳しい環境でも生育することができます。草丈は5cm~15cm程度で、常緑のものから落葉するもの、花を咲かせないものから、花を咲かせるものまで多彩です。多くの種類があるため、地域の環境に合わせて好みのものを選べます。

芝生も屋上緑化には定番です。暖地には、夏芝と呼ばれるタイプがおすすめです。このタイプは夏に成長して、冬には枯れてしまいます。春先から夏にかけてまた成長するため、管理が楽なのが魅力的です。寒冷地には冬芝と呼ばれるタイプが良いとされています。寒冷な気候でも生育に適しているタイプで、冬でも緑を楽しむことができるのが特徴です。ただし、冬にもきちんと管理する必要があるため夏芝よりもランニンングコストがかかります。また、過酷な環境でも育つ種類としてはコケ類なども人気です。保水力が高いためヒートアイランドを防止するのに適しています。

どうにもならない直射日光、どうにかしたいなら屋上緑化があります。屋上に緑を植えるだけ、たったこれだけで日光が遮られ室温が下がります。